悩みタイトル

歩き初めに痛みを感じる
階段の上り下りの時に痛みを感じる
長い距離を歩くと痛みが出る、時間が経てば痛みがなくなる
正座がしづらかったり、立ちあがりに痛みを感じる
長時間立っていると膝に痛みが出る

症状を放置すると、膝部に水分が溜まることが考えられます。また、膝部が熱を持つように変わる場合もあります。このような状態が進むと、膝を曲げる際の強張りや痛みを感じることが増えるでしょう。

また、変形性膝関節症はO脚の傾向がある方に発症しやすいとされています。症状の進行とともにO脚の程度がさらに強くなり、関節が変形していってしまいます。

変形性膝関節症に対する当院の考え

変形性膝関節症とは、体重や年齢などの影響により膝の軟骨が摩耗し、膝に痛みが出る状態を指します。この病気は女性に多く見られ、年齢や肥満、外傷などがその発症に関わると考えられています。

膝は体重の負担が大きい部分であり、膝の痛みを予防するためには、適切な体重の維持が非常に大切です。さらに、膝の周りの筋肉の強化も膝にかかる負担を減少させるために役立ちます。

進行すると歩行に支障をきたすこともあるので、早めの対応が求められます。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症を放置すると、歩行や正座、しゃがみ込みといった基本的な動作が難しくなり、日常生活の質が低下する可能性があります。

さらに変形性膝関節症は施術をしないと悪循環に陥ります。具体的には、膝の痛みが原因で動きが制限されることがあり、それにより筋力が減少したり体重が増加することが考えられます。

これらの要因が重なると、変形性膝関節症の症状が悪化するリスクが高まります。特に、体重の増加や筋力の低下は、膝だけでなく他の部位にも影響を及ぼす可能性があります。傷んだ膝の軟骨は自己管理だけではケアが難しいです。

変形性膝関節症の軽減方法

変形性膝関節症の軽減方法は、主に運動療法、薬物療法、そして手術療法の3つが挙げられます。

・運動療法
運動療法は、変形性膝関節症の初期段階での足の動きが制限されることや、膝周辺の筋力の低下が進むことを考慮し、膝や足の筋肉を鍛えるアプローチです。
自宅でも実践可能なトレーニングを中心に、少しずつ体調の緩和が期待できる療法です。

・薬物療法
薬物療法は、変形性膝関節症の初期症状である炎症を和らげる役割を果たします。
ただし、この方法は痛みの一時的な軽減を目的としており、根本的な解決策とは異なります。

・手術療法
手術療法は、運動療法や薬物療法が十分な結果をもたらさない場合に検討される方法です。手術の内容やアプローチは症状の進行度に応じて異なります。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

矯正施術、筋膜ストレッチ、そして鍼が特に効果が期待できます。

・矯正施術
まず、姿勢が不適切な場合、体のどこかに過度な負担が生じることがあります。特に、股関節の位置がずれると足の長さに左右差が生じ、全体のバランスが乱れ、片側の足に不均衡な負担がかかることが考えられます。
この問題を解消するためには、矯正施術が必要とされます。

・筋膜ストレッチ
次に、股関節の機能が低下すると膝にも不適切な負担がかかるため、矯正施術と同時に筋膜ストレッチを取り入れることで、より効果が期待できます。

・鍼
さらに、炎症の原因となる部位に対しては、鍼を施すことで炎症を抑制し、痛みの軽減や体への負担を軽くするアプローチも期待できます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

・矯正施術
まずは、矯正施術を受けて正しい姿勢を身につけ、これまでに膝にかかっていた過度な負担を軽減し、痛みを和らげる取り組みを進めます。

・筋膜ストレッチ
筋膜ストレッチを通じて股関節や大腿四頭筋、大腿二頭筋の動きを向上させ、膝への負担も軽くなることが期待できます。

・鍼
鍼の施術では、炎症を抑制する効果や鎮痛効果を活かして、痛みの軽減と関節の可動域の拡大を目指します。特に、痛みが強い時は過度な動きを避ける傾向にあるため、痛みの軽減を促すことで筋力の低下を防ぐサポートをします。

変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

初期段階では、痛みの感じやすさ、筋肉の硬さ、矯正後の元の状態への戻りやすさを考慮し、週に2回の施術が適切だと考えます。

施術の頻度は多いほど理想的な結果が期待できるのですが、多くは仕事や生活の都合で毎日来れない方がほとんどです。逆に、週に1回だけの施術では間隔が長くなり、初めの段階ではなかなか効果を感じることが難しいと思います。

効果を十分に実感できないと受診を控える方も少なくないため、最初の段階では最低でも週に2回の施術を受けることをおすすめします。